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筑波大学医学医療系 内分泌代謝・糖尿病内科 矢作准教授との
共同研究を通じてサービスを構築
共同研究者

筑波大学 医学医療系

内分泌代謝・糖尿病内科

矢作 直也 准教授/医師

一人ひとりに合わせた2型糖尿病予防を

 

国家的課題ともいえる2型糖尿病への対応を考える上では、発症後のコントロール、重症化の抑制と並んで、根本的な発症予防は大変重要なテーマです。我々筑波大糖尿病内科では、企業とのコラボレーションも積極的に進めながら、生活に密着した2型糖尿病発症予防についてこれまでも検討を進めてまいりました。

 

その中でも、ハビタスケアとの共同研究を通じて開発したこのサービスは、糖尿病発症予防の一つの強力な手段になると考えています。体質リスクと生活習慣リスク、その両方を分析して「自分ごと化」も併せて促した上で、一人ひとりに合わせた改善策を提供すること、現場で専門知識を持った医療者が最大限活用することで、2型糖尿病の発症を予防することに貢献できると期待しています。

 

 

共同研究による検討(一部)
サービス構築における基礎検討~アウトプット作成
  • 生活習慣リスクの予測モデル構築を中心に共同検討
     

  • 更に、琉球大学 前田教授のご協力のもと作成した体質リスク評価と生活習慣リスクを統合したサービス全体の構築について、基礎的な論文調査から最終的なアウトプットの作成までを共同研究にて実施

予防アクションをご提案

体質リスク評価

生活習慣リスク評価

一人ひとりの生活習慣リスク項目を調査票に

基づきチェック

その他の

リスク項目

日本人の2型糖尿病発症に特に影響が大きく、リスク予測に活用可能な項目

数値をもとにポイント化

個別アドバイスに活用

リスクポイントを合計

一人ひとりの生活習慣リスク分析結果

共同検討①: 体質リスク評価系の構築

臨床現場おける知見をもとに、いかに体質リスクを伝えるべきか、それによっていかに自分ごと化を促すかについて共同で検討の上でアウトプット作成

共同検討⑥: 予防アクション提案内

                 の構築

アクションの優先順位を実施したときの想定効果と取り組みやすさ、他疾病との関係なども考慮の上で、あくまでも医療ではなく「予防/ヘルスケア」の範疇で実施できる内容を共同で検討

共同検討②: 生活習慣リスク項目調査

数千以上に及ぶ生活習慣と2型糖尿病発症リスクに関する論文の調査研究をもとに、日本人のリスク算定に重要なものを選定、絞り込みと精査を実施

共同検討③: リスクのポイント化

     (数値化)

The Framingham Offspring Studyの統計処理方法を参考に、日本人の2型糖尿病発症に関する生活習慣項目のリスク数値をもとに再構築

共同検討⑤: 生活習慣リスクの分析

           アウトプット構築

医療現場での感覚値との大きなずれがないことを確認、リスクの全体像を予測するモデルとして活用

共同検討④: アドバイスへの活用

定性的なアドバイスへの活用方法を検討

サービス展開後の研究展開
  • 被験者情報を全て匿名化した上で、体質リスクと生活習慣リスク、その後の改善状況の相関を分析することで、より具体的なリスク項目とアクションの関連付け等に関する研究を実施していく予定です。この研究を通し、新たな学術的な知見を得られる可能性があるだけでなく、サービスの精度アップによる価値向上を目指します。
     

  • また、体質リスク情報が組み合わさることにより、自分ごと化の促進をいかに進めることができるか、現場の健康指導において行動変容を促進するためのベストプラクティス構築のための検討も進めていきます。

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